今回からの新シリーズ、 広告業界本選考徹底対策!ESの徹底対策のほかにも、面接の選考のポイントを独自の視点で解説!22卒として昨年度選考を実際に受けていた編集部の声も聞いてみました。
本選考徹底対策の初回である今回は、3月中旬に第二次締め切りが迫る『東急エージェンシー』の選考を徹底対策します!
この記事を読むと…
東急エージェンシーの選考対策ができます!
東急エージェンシーってどんな会社?
東急エージェンシーは、1961年に設立された東急グループの広告代理店です。本社は東京にあり、他にも関西、北海道、名古屋、九州にも支社を持っています。業界内では第6位の規模を誇り、東急グループの持つリソースを活かした体験づくりを強みとしています。また、TOKYUOOHという交通・屋外メディアを持ち、媒体社という側面も持っています。
応募コースと選考フロー
応募コース一覧
・ビジネスイノベーション
「幅広い事業領域で自らイノベーションを起こして成長したい方。全ての職種に配属される可能性があります。※入社後に配属が決まります」
・データスペシャリスト
「データマーケティング領域にてデータを扱い、施策の立案や推進をします。 ※データ分析/統計学/数理統計学/解析/機械学習/自然言語処理/人工知能/ 画像解析など分析・解析手法に関する研究や学習の経験、知識が必須となります。」
・クリエイティブ
「テクノロジー、アイデア、デ ザインを掛け合わせて新たな価値を創造します。」
選考フロー
ES→WEB適性検査→一次面接→二次面接→三次面接→最終面接
ES設問① 応募コースの選択理由と入社後のプラン
「職種選択」で選択した応募コースで、あなたはどのように活躍したいと思いますか。具体的に記述してください。データスペシャリストを選択した方は、どんな研究内容・学習内容がどのように業務に生かすことができるかを記述ください。
質問の意図を考えてみよう
業界研究、会社研究がしっかりと出来ているか確認するため、それがこの設問の最大の意図だと考えられます。企業としても入社してから「想像していた仕事と違った」と辞められてしまう事はなんとしても避けたいこと。その為にこのように志望動機やキャリアプランを問う企業がほとんどです。
また、今回の場合は応募コースの選択理由も問われています。コースの違いを理解し、自分の叶えたい事から逆算してコース選択をできているかも見られるでしょう。
設問攻略法
まずは、コース別の特色をよく理解しましょう。
ビジネスイノベーション:全ての職種に配属される可能性があるのがこのコースです。営業、プランナー、メディアなど幅広い業種に配属されるので、どのような職種があるのか事前に理解しておきましょう。 また、自分で職種を選べるわけではないので、「希望していた職種に配属されなかった時はどうしますか?」といった質問をされることも想定しておきましょう。
データスペシャリスト:こちらのコースでは必ずデータマーケティング領域に配属されます。しかし、ただ数字が好き、データを分析する事が好き、というだけで応募する事は要注意です。注意書きにもあるように、分析・解析手法に関する研究・学習の知識が必要となります。大学や大学院で専門的に学んだ人のみ応募しましょう。
なぜ、データ解析を大学で学んでいたのか、どんなことを専門に研究していたのか話せるようにしておきましょう。
クリエイティブ:こちらもクリエイティブのみに決まっているコースです。多くは美大出身であったり、デザインを勉強してきた人が多い事が予想されます。
コースが決定したら、自分のなりたい姿、成し遂げたい事を設定し、逆算してキャリアプランを考えてみましょう。自分の考えたプランに対し、なぜそのコースでなければならないのか、論理的に説明しましょう。
キャリアプランについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
→https://fcl.fun/post-12184
ES設問② 学生生活について
大学生活において「困難な状況に立ち向かって解決したこと」は何ですか?それはいつのできごとですか?(500字でまとめてください)※500字ちょうどにまとめてください
質問の意図を考えてみよう
この課題では、ずばり「課題解決力」を見ているといえます。困難な課題に対して、どのように考え、どのような解決方法を見出すのかを知りたいという意図があると考えられます。
設問攻略法
困難な状況に対してどのような解決方法を取るのかが最も重要です。500字ぴったりという制限があるので、状況説明はほどほどに、あなたの解決方法にしっかりと字数を使いましょう。また、解決方法は他の事柄に対しても転用できる要素がある事も重要でしょう。そのエピソードから、「仕事でも困難に直面した時には、この子はこのように乗り越えるのか」と読み手にイメージさせることを意識しましょう。
また、「困難な状況に立ち向かって解決したこと」と「ガクチカ」は似ているようですが、異なります。設問の言葉の回答にしっかりとなっているか再度確認してみましょう。
また、ガクチカが「困難な状況に立ち向かって解決したこと」のような内容になってしまう人も多くいますが、ガクチカは以下の記事を参考にしてみてください。
https://fcl.fun/post-12081/
ES設問③ あなたを表す要素とその理由
あなたを表す3つの要素、およびそれぞれの要素が占める割合(合計100%)とその根拠となるエピソードを教えてください。
質問の意図を考えてみよう
この設問は、最もシンプルにあなたの人柄やキャラクター性そのものを見ているといえます。身構えすぎずあなた自身を表す言葉を素直に書くことが一番のポイントです。
設問攻略法
あなた自身を客観視し、あなたの人柄が素のままで伝わるよう三要素を考えてみましょう。三要素はあくまで自己PRとは異なるので、長所、いわゆる○○力といった言葉にこだわる必要もありません。
自分自身で自分を表す言葉に迷ってしまったら、友人や周りの人にも聞いてみるといいかもしれません。
ES設問④ 授業への取り組み
必修科目の中で、気が進まない科目や苦手と感じていた科目は何でしたか?その科目に対して、どういう取り組み方をしていましたか?
質問の意図を考えてみよう
ガクチカや自己PRでサークル活動やアルバイトについて語る学生は多くいます。それ自体が悪い事ではもちろんありませんが、やはり本業である学業にどのように取り組んできたのか気になるのでこのような学習面の取り組みの設問も頻出です。
また、今回の設問では、苦手な科目への取り組み方から、苦手分野に直面した際、どのように自分自身に打ち勝つのか見たいといえるでしょう。
設問攻略法
なぜどのような点が気が進まなかったのか→そこにどのようにアプローチしたのか(ex苦手を克服する為にアプローチしたのか、他の分野で補ったのか、周りの人も巻き込み乗り越えたのか)を詳しく書く事がポイントです。
この設問でも、苦手科目の内容などを詳しく説明する必要はありません。あなたが、どのように苦手分野に対して立ち向かうのか、というあなたの人柄が伝わる事を優先しましょう。
動画選考
あなたが好きな事を、相手も好きになってしまうようにプレゼンしてください。(30秒以内)
質問の意図を考えてみよう
決められた時間の中で、何かを好きになってもらう事は広告の仕事そのものです。その商材がどのような魅力があるのか、どんな視点から伝えるのか、どのような方法で伝えるのか一つ一つが見られているという意識を持って30秒作成してみましょう。
設問攻略法
好きなもので選ぶ商材に頭を悩ませる人は多いかもしれませんが、本当になんでも構いません。決めた商材の広告を作るつもりで考えてみましょう。自分自身が好きな理由を述べるだけでは駄目です。あくまで見る人が好きになることが最優先なので、そのものを好きではない第三者の視点に立ってみましょう。
テクニックの一つとして、問いかけを入れてみるのもいいかもしれません。
また、動画選考については以前の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
https://fcl.fun/ng-talk/
その他の選考ポイント
適性検査は、「GROW360」を採用しています。特に特殊な対策などは必要ありませんが、かなり設問が長いので時間に余裕を持って取り組みましょう。また、身近な人(5人)に答えてもらう必要があるので、なるべく早めに周りの人に頼んでおきましょう。
面接は最終面接含め4回とスタンダードですが、質問の回答に対してやESに対しての深堀も多いのが特徴です。1つの質問に1つの回答、というのではなくもっと深く聞かれても対応できるよう面接練習を重ねておきましょう。また、面接時に、学校名を言わないように、という注意が例年あるので、癖で言ってしまわないように注意です。
22卒編集部の声
30秒しかないなかで、最初5秒で相手の事を掴み、そこから魅力を伝えるのに苦戦しました💦
全てを通して人柄(その人がやってきたこと、信念)が見られている感じがしました。何か没頭していることがあれば、積極的に伝えるといいと思います!また、去年は面接官がESを見ていなかったので、どの面接でも冒頭に自己紹介(自己pr、ガクチカ含めて短めに)を求められます。そこで、ちゃんと話のフックを作りましょう!
まとめ
いかがでしたか?
ぜひ参考にして、東急エージェンシーのESや選考に挑んでみてください!
次回はjekiの対策記事を行うので、お楽しみに!
ジブン広告代理店とは
就職活動で「自分自身の売り込み方」に悩みを抱える就活生クライアントの課題を解決するセルフプロモーションエージェンシーです。(…という設定)
ジブン広告プランナー
トッカルビ
セルフプロモーションプランナー。学生のパートナーとなって就活の課題を解決する。どんな冗長なESも規定の文字数に収めることが得意。
クライアント就活生
納豆まき
いろんなことに興味がある大学3年生。好奇心旺盛だけど大抵長続きはしない。
この記事を書いた人
- FCL学生 編集部
- 22卒の女子大生3人組。広告会社のビジネスコンテストでチームを組んだことをきっかけに仲良くなりました。就活ではいろいろやらかした「しくじり就活生」ですが反面教師として23卒の就活相談も受付中デス。
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